《MUMEI》 ‥よし、これで僕だとは誰も気付かないはず‥。 ‥喋れないのが難点だけど‥。 「ネコさん、ふうせんちょーだい♪」 ‥ぇ‥。 ぁ‥‥‥この風船‥? そっと、手渡したら。 「ありがとっ♪」 お礼を言われた。 「──?」 話し声。 花禀様と──神山さんだ。 「ほんっと参ったわ──あいつ野宿してたのよ? 私が捜しに行かなかったらオダブツになってたわ──」 「──良かったです、ライバルがいなくならなくて」 ‥ライバル‥? 前へ |次へ |
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