《MUMEI》 何だかんだと言い合いながら、二人は内裏へと戻って来た。 すると、二人の女房、式部が出迎えに現れた。 「何も四人揃って出迎える事はなかろう?」 「ぁ、はい──」 「ですが──」 「その‥」 「何と申しましょうか‥」 「?」 「ひとまず──お入り下さい」 「ぁぁ‥」 桜は戸惑いながらも頷く。 固まっている紫苑の手を引き、内裏に入ると‥‥‥。 「‥?」 ‥足跡。 (‥まさかあ奴っ‥) 前へ |次へ |
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