《MUMEI》

‥バレなかった‥。





「──ふぅ‥」





危なかった‥。





お2人‥次はどこに行くんだろう‥?





「──ねぇ、あの猫まだ付いて来るんだけど──」

「大丈夫ですよ」

「───────」





花禀様、ちょっと警戒気味‥。





そりゃそうですよね‥。





いくらキグルミでも‥こんなに後を尾けられたら流石に‥。





「──────‥」





脱いで返して来ようかな‥。





「あっ、ニャンコだぁ♪」

「風船ちょーだいっ♪」

「ボクも欲しい♪」





脱ぐのは当分無理だな‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫