《MUMEI》
……間に合った。
約3時間七生の彼女さんが運転する車に揺られ。
山奥の辺鄙な遊園地へ到着。
土曜なのに人が少ない。
来年が心配だ。
でも、来てよかった。
私服水瀬を拝めただけで本望。ショートパンツが、生足が!
「あっちー。帽子忘れちゃったよ。誰か日傘持ってない?」
颯爽と車から出て早紀(七生の彼女)さんは聞いてきた。頭の上で大きめのサングラスが光っている。
俺達もその質問に入っているのだろうか?
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