《MUMEI》

猫耳と、マフラー(尻尾)で何とか花禀様の防寒対策は整った。





「花禀様流石ですね──」

「‥ぇ」

「フサフサした物──こういう時に凄く役立ちますし」

「‥‥‥私はただあんたに付けさせたくて作っただけよ。ていうかあんた大丈夫なの‥?」

「──あの夜の寒さに比べたら──全然ですから」

「‥また看病するなんて御免よ」

「大丈夫です。心配なさらないで下さい──」





‥今‥何時だろう。





「7時半か‥」





ご主人様は‥‥‥奥様は‥大丈夫だろうか。





森下さんの事も気になる‥。





「‥‥‥森下のケータイに連絡入れたら‥?」

「ぁ‥」





やってみよう‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫