《MUMEI》 「わぁ‥」 キャンドルの灯にうっとりとされている花禀様。 「キャンドル使うなんて誕生日とクリスマス位よね」 「はい──」 「で‥扉どう?」 「‥‥‥まだ‥」 「いっそ‥助けが来るまで待つ?」 「ぇ‥‥‥」 何だろう‥‥‥花禀様がいつもと違う‥? 「──ちょっと楽しいかも」 「ぇ──本当ですか?」 「うん」 その笑顔を見て、安心した。 「ぁ──ちょっとあったかくなってきた」 「よし‥」 後は扉が開けば‥。 「‥‥‥ごめん」 「──ぇ」 「‥私が扉閉めなきゃ良かったの」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |