《MUMEI》

「おはようなのだっ」




 良く通る、明るい声。




 二人が振り向くと、そこには見慣れない子狐。




 華奢な体は全身黒く、円い目は赤い。





「妖月──」




 視線の先には、誇らしげな笑みを浮かべる妖月がいた。




「───────」




 桜も紫苑も、妖月に見入っていた。




「ぁ‥‥‥」




 何も言葉がないので、妖月は不安になってきた。




「‥‥‥変だよな‥‥‥」

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