《MUMEI》 「おはようなのだっ」 良く通る、明るい声。 二人が振り向くと、そこには見慣れない子狐。 華奢な体は全身黒く、円い目は赤い。 「妖月──」 視線の先には、誇らしげな笑みを浮かべる妖月がいた。 「───────」 桜も紫苑も、妖月に見入っていた。 「ぁ‥‥‥」 何も言葉がないので、妖月は不安になってきた。 「‥‥‥変だよな‥‥‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |