《MUMEI》 大掃除が終わったのは‥晩餐ギリギリ。 大急ぎでデザートの用意をした。 「お疲れ様、篠河君」 「ぁ‥森下さんもお疲れ様でした──」 「ふー‥今年も今日で終わりね」 「明日は──初詣行くんでしたよね」 「ええ。──ぁ、そういえばお嬢様──また何か衣装お作りになってたみたいだけど‥」 その言葉に‥僕は固まった。 ‥まさか‥またイブの時のように衣装を着せられるんだろうか‥。 「あら‥大丈夫‥?」 「‥‥‥ハイ‥」 何だろう‥また嫌な予感がしてきた‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |