《MUMEI》

今‥‥‥僕は‥悩んでいる。





1週間後に迫ったバレンタイン。





毎年‥お礼として頂いてきたチョコレート。





今年は‥どうなんだろう。





でも花禀様‥僕に下さるだろうか。





≪本気じゃないから≫





なんて仰られたら‥。





「篠河君っ、ちょっと来て!」

「ぇ‥」





森下さんが呼んでいる。





慌てて、階段を駆け下りたら。





森下さんが‥血相を変えてご主人様のお部屋の扉の前でへたり込んでいた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫