《MUMEI》

気になって廊下に出てきてみた。

もちろん、雛を追ってとかは恥ずかしいんで歯を磨き忘れてたって事にして洗面所の方へ行くと、やっぱり雛が廊下の端で泣いているのが見えた。

「…おい…泣いてんのか?」
「…ぁ///…龍侍…お兄ちゃんι」

ヤバいι俺のせいで泣いてんのか。

「ゴメンな、雛…その…」

悪い事しちゃったかもな…いきなり抱きしめたりして…怖がってんのか、参ったなぁ。

「さっきのは忘れろよ…な…」

下手に触りでもしたらまた怖がってしまうかもしれないから、首にかけたタオルを握りしめ、洗面所の方へ行こうとした。

「やだ…」

突然、雛は俺のシャツの後ろをギュッと握りしめると、聞き分けの悪い子供のようにだだをコネて来た。

「…ぃやだ…龍侍お兄ちゃんとの事は…全部忘れたくないよぉ〜」

そう言うと、廊下に響くような声で『うわぁぁん』と泣き始めてしまった。

「ぅわっ!分かった分かったι忘れなくていいから泣き止めよι」
「ぅ、むぐぅ///」

持っていたタオルで雛の口を塞ぐと、そのまま洗面所の方まで引きずって行くと音が漏れないようにドアを閉めた。

「夜なんだよ、静かにしてくれι」
「ぅっ…うぐぅ…///」

引きづってきたので雛のワンピースが捲れ上がり、ちょっとパンツが見えていた。

「…ほら、分かったから泣くんじゃねぇよ///」
「……分かってない///」

雛の腕を引っ張り上げて立たせると、また泣きそうになっていた。

「ちっ…勝手にしろよ…」

全く女って分かんねぇし、面倒くせぇな…。

雛に背中を向けて手を洗ったりしていると、後ろからギュッと抱きついてきた。

「何だよ…」
「勝手に抱きついてるの…勝手にしろ…ってゆったから」
「……」

歯を磨いている間も雛は俺に抱きついたままで、背中には雛の感触が…雛の当たるはずのない小さなおっぱいが当たってるような気がして…背中のその部分だけジンジンしてるような気がした。

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