《MUMEI》

「‥‥‥この前の事‥怒ってる‥?」

「この前‥?」

「‥森下と一緒にあんたがここ来た時‥私追い出したでしょ」

「ぁ‥‥‥僕は全然気にしてないですし、森下さんも‥」

「‥そう」

「ぇ、あの‥」





何故髪を梳かして‥?





「‥頭動かさないで」

「ハイッ‥」





久し振りだ‥。





花禀様に髪を梳かして頂くの‥。





「──はい、出来た」

「‥ぇ」





いつの間にか三つ編みを‥。





「今度は絡まらなかったでしょ?」

「ぁ‥‥‥ハイ‥」





今度は‥ちゃんと‥。





「‥?」





机に散らばった‥紐。





「これで‥練習されてたんですか‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫