《MUMEI》

‥オルガンの音が聞こえてきた。





式が‥始まったんだ。





「‥‥‥‥‥‥‥」






‥鏡を見つめる。





‥へこんだ顔の、自分。





『‥‥‥バカ執事‥』





‥花禀様‥‥‥本当は何を仰りたかったんですか‥?





『ここじゃ職場恋愛は認めないから』





何故‥あんな事を仰ったんですか‥?





『──分かんなくなっちゃった』





‥何が分からなくなったんですか‥?





『‥早く受け取って』




‥何故‥チョコレートを下さったんですか‥?





『──バカッ!』





何故‥わざわざ捜しに来て下さったんですか‥?





何故──‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫