《MUMEI》

「何故‥ですか‥?」

「‥‥‥今のあんたが好き‥だから」

「───────」

「ていうか、あんたがヘマしなかったらつまんないし」

「つまらない‥?」

「──そ。それに‥着せ替えとかもしたいし」

「今度は──どんな衣装を?」

「秘密」

「では──僕も出来上がるまで秘密に」

「ぇ、何よ教えなさいよ」

「出来上がったらお教えします」

「気になるじゃない」

「明日には分かりますから」

「〜〜〜〜〜〜‥」

「ぁ‥そろそろ紅茶お淹れしますね」

「‥ちょっと待った」

「はい‥?」

「私もやる」

「‥ぇ」

「あんたが危なっかしいから手伝ってあげるって言ってるのよ。ほらっ、さっさと始めるわよ」

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