《MUMEI》
タカラモノ
「どれがいい?」

「ぇ‥?」

いきなり過ぎて

ビックリした。

「ど、どれがいいって‥」

「闇の光以外なら好きなの貰って♪」

「いいの‥?」

「もっちろん♪」

「じゃあ‥」

私は

端から2番目を選んだ。

「いいの選んだね♪」

「?」

「それは希望の光なんだよ♪」

「希望‥?」

希望かぁ‥。

何か

いい響き‥。

これ──

私のタカラモノにしよう‥。

私は

暫くそのヒカリに見とれていた。

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