《MUMEI》

「‥さぁな」

「『さぁな』って‥」





‥何でこんなに変わっちゃった訳‥?





「‥‥‥イズミ‥‥‥」

「ごっそーさん」

「‥‥‥から‥?」

「‥ぁ?」

「私が‥‥‥あんたに言ったから‥? 『オトコがメソメソなくな』って」

「‥‥‥あの頃の分巻き返してやろーって思っただけだ」

「だからって不良になる事なくない?」

「‥俺の勝手だろ」

「待ちなよっ」





‥あれ‥。





‥何で私‥‥‥呼び止めたんだろ‥?





「‥何だよ。話ねーならもう帰るぞ」

「待ってってばッ」

「‥だから何だよ」

「帰ろうよ。‥一緒に‥」

「‥は?」

「魔除けなんでしょ?」

「‥学校出ちまえば問題ねーから」

「ぇ‥‥‥ちょっと!?」





何デスかそれ‥‥‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫