《MUMEI》

「ちょっとさぁ? 朝っぱらからやめてくれません? 物騒な事すんの」

「お、こいつ井之上の彼女じゃん」

「丁度いーや」

「へ‥‥‥ってちょっと‥!?」





ヤバッ‥‥‥羽飼絞めにされたら動けないじゃんっ‥!!





「‥放せよソイツ」

「だったら、負け認めろよ。そしたらこの女返してやっからよ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「‥?」

「ハッ‥面白ぇじゃねーか」





イズミ‥笑った‥。





「‥‥‥で、どっちから伸されてぇ?」

「──テメェッ!!」

「イズミッ!!」





‥凄い音がした。

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