《MUMEI》

「ッ‥‥‥‥‥‥」





‥どうなったの‥?





イズミは‥。





‥恐くて‥目を開けられない。





「‥ォィ」

「ぃ‥‥‥、!?」





イズミ‥だよね‥?





「‥大‥丈夫‥なの‥?」

「ふん‥俺が勝手にやったこった」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「何だよ」

「バッカじゃないの‥‥‥」

「は‥?」

「危ないじゃん! 相手先輩だよ!? 何であんな事っ‥」

「売られたケンカ買っただけだ」

「〜〜〜ッ‥とにかく保健室‥って何すんッ‥」

「‥触られたんだろ‥」

「ぃゃ、羽飼い絞めにされただけ‥」





って言ったんだけど‥イズミは聞いてないみたいで。






埃でも払うみたいに‥私の体をあちこち撫でる。





‥くすぐったいんだけど‥。

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