《MUMEI》 ハジマリ「‥‥そうだラロ、これ‥」 私が杖を差し出すと 「あ、ありがと♪これないと魔法使えないから困っちゃって」 ラロは 照れくさそうに笑った。 「ぁ」 私は ある事を 思い出した。 「ねぇ、ラロ」 「?」 「ヤクソク、まだだったよね。案内してあげる。行こっ」 「ほんとっ!?」 ラロは目をキラキラさせた。 ──さぁ 小さな冒険のハジマリ。 前へ |次へ |
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