《MUMEI》

イズミ、何も答えてくれなかった。





言えないような理由な訳‥?





「‥イズミ‥、?」





いないんだけどっ‥。





「イズミー!?」

「──どこ見てんだよ」

「っ‥!?」





上から声したんだけど今‥。





「‥‥‥‥ぇ」





‥いた。





ジャングルジムの上に。





「何してんのッ‥!?」

「‥登っただけ」

「危ないじゃんっ‥てかあんた高所恐怖症はどうした訳‥!?」

「‥んなもんとっくになくなった」

「嘘ッ!?」

「嘘ッ!?」

「‥屋上にいた時点で気付けよ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫