《MUMEI》 ラルンは病室のベッドに塁羅を寝かすと、棚から注射器を出し薬を入れると塁羅の腕に刺した。 「勳羅はあなたに強くなって欲しいと思っているんです、でもこれではあなたの寿命を縮めることになる。 実際あなたの寿命は定まってはいませんが、あまり無理をしないでください」 ラルンは愛おしそうに塁羅のおでこを撫でた。 ラルンは塁羅の怪我を治していき、腕に点滴を刺した後何があったのか塁羅の記憶を見た。 「あなたは、いつ救われるのでしょう。あの過去(くるしみ)からあなたを救ってあげたい」 ラルンは気を失っている塁羅を寂しげに見つめた。 でも 命令なしでは…私は… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |