《MUMEI》

するとテオルスは、持ってきたハンカチぐらいの大きさの毛布を卵にかけた。


「?」


「卵は暖めてやれば孵る」


「本当ですか!」


雹里は卵に毛布を巻いてあげると優しく抱いた。


しかし毛布はちょっと小さく、卵が半分出ていた。


「毛布それしかなかった」


「大丈夫ですよ、部屋に戻ったらお布団に入れますから」

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