《MUMEI》 「──イズミ、カバン‥」 ノックしても、返事がない。 「イズミ‥?」 まさか‥‥‥あのカレーで具合悪くなったんじゃ‥。 「イズミッ!? 大丈夫なら開けてっ」 ‥反応なし。 「イズミッ、開けなって言ってん‥」 ガチャッ‥て音がしたと思ったら‥ゴンッ‥と私の顔面に扉がぶつかった。 「〜〜〜〜ッ!!」 「‥何だお前かよ」 「何だじゃないッ‥いきなり扉開けないでよいったいなぁ‥」 「‥2度と来ねーっつったのはどこのどいつだ」 「言ってないじゃんっ」 「‥内心思ってたくせに」 「うっさいッ‥カバン持って来てあげたんだから文句言わないでよっ」 「‥カバン‥?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |