《MUMEI》 着替え終了「そうよね。いきなり私が来たら、びっくりするわよね」 「いや、それもあるけど何かここに慣れてるし。あと、強いし。それに…」 (何か引っかかるような…) とにかく気になる事が多すぎて、俺はうまく言葉が続けられなかった。 「じゃあまず私が何でこんな格好でここにいるからから、説明するわね」 「お願いします」 「じゃあもうそっち向いていい?」 「あ、はい。すみません」 俺の着替えは既に終了していた。 当たり前だが、弘也の服は俺に合ってはいなかった。 (下着新品だったのは良かったけど…) 特に、初めてはくトランクスはスースーして変な感じだった。 (守も拓磨もよく我慢できるな) 二人はいつもカラフルで可愛い柄のトランクスを履いていた。 ちなみに、俺も含めた他の男の知り合いは、皆ボクサーパンツを履いていた。 「志貴ちゃんが見たらきっと怒るわね」 サイズの合っていない服を着た俺を見て、志穂さんは苦笑していた。 (服より下着が問題とは言えないよな) 俺も苦笑し 説明を聞く為に、志穂さんと向かい合わせになるようにソファーに座った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |