《MUMEI》 「‥‥‥、ッ!!?」 チャイムが鳴った途端、いきなり──イズミがガバッと顔を上げた。 バチッ、と目が合って、固まる。 「なッ‥何見てやがんだてめーッ!?」 顔──真っ赤だ。 「いつから見てやがった‥!?」 「ぇ──あんたが寝てからずっと」 「おまッ‥‥‥」 「ぁ、写メとか撮ってないから安心して?」 「そーゆー問題じゃねーッ!!」 「‥っ!?」 ヤバッ‥‥‥マジで怒った‥? 「‥てめー‥‥‥覚えとけよ‥」 「何をッ‥!?」 「‥ぁあッ? てめーがした事に決まってんだろ」 前へ |次へ |
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