《MUMEI》

何でそんなにキレてんの‥?





ぁ‥‥‥そっか、魔除けがいなくなったら面倒だもんね‥。





「‥あのヤロー‥」

「ぃっ‥?」

「‥人のモンに気安く触りやがって‥」

「‥『人のモン』‥ってあんたねぇ‥」





モノ扱いデスか‥。





どうせ私はあんたにとって女じゃないデスよ‥。





魔除けデスよ、魔除け。





「‥シケたツラすんな。せっかく助けてやったんだ‥」

「ッ‥あんたに命令されたくないしっ‥。あんたになんか‥‥‥」

「‥何だよ」

「‥‥‥ほらっ、怪我見せな」

「っ‥てめッ‥何す‥」

「ほっといたら悪くなるよ?」

「‥何で消毒とかバンソコとか持ってんだ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫