《MUMEI》 「あんたがしょっちゅう怪我するから持って来たの」 「‥余計な世話ばっか焼きやがって」 「うっさいなぁ‥」 私だって好きで手当てしてあげてる訳じゃないもん。 「はいっ、一応これで大丈夫なはずだから」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「まだどっか怪我してんの‥?」 「‥してねーよ」 イズミ、いきなり立ち上がって‥フェンスから身を乗り出した。 「何してんの‥?」 「‥空」 「空?」 「‥空見てんだよ」 「何で?」 「‥‥‥そーやって何でもかんでも訊かねーと気ぃ済まねーのかよ」 「違うけど‥気になるから」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |