《MUMEI》

雹里はとりあえず、卵の枕の上に置き優しく布団をかけた。


もちろんテオルスが持ってきてくれた小さな毛布を卵の上にかかっている。


「生まれてきたらどんな名前をつけてあげようかな」


雹里は卵を撫でながらそんな独り言を呟いた。


私たちが
空想に描いている
ペガサスと
同じなのかな

馬のような容姿だか
体は
透き通るように白く
その背中には
眩しいと言って
良いほどの
白く輝く翼


「早くあってみたいな」

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