《MUMEI》

「あっティイオラ、もう大丈夫なの?部屋に入ったらいないから」


内心いなくて
良かったと
安心している
雹里だった


「はいもう大丈夫です、陛下」


「良かったぁ、でもなんでいきなり鼻血なんて出ちゃったんだろうね」


雹里は背伸びをしてティイオラの鼻を軽く撫でた。


「腫れたりはしてないね、ピーナッツとかの食べ過ぎ?」


雹里はちょこんと首を傾げた。


ティイオラは雹里の裸を想像したからというのは口が避けても言えず、苦笑いした。

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