《MUMEI》

早紀さんは歩き煙草ではしゃぐ七生を最後尾で見守っている。

立ち姿もカッコイイ、大人の色香炸裂だ。
何故二人が付き合えたのか未だに謎。

姉も凄けりゃ妹も凄い。
美人姉妹という単語がぴったりだ。
でも、水瀬奏海は姉より小柄でふわふわした女性らしい線の柔らかさがある。



早紀さん監督の下、
コーヒーカップや宙を舞う眩暈がするマシンは俺と七生と水瀬で乗る。
三、四人の乗り物ばかりだから誰かあまることはなかったが、水瀬と俺の間に上手い具合に座り込む七生に憎しみが芽生えたり。



楽しいことは楽しいけど、仲良しグループのお遊びにはどこか物足りなさを感じた。

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