《MUMEI》

(見せてくれるね…。


さすがは秀皇のエース。


長身ってのはわかってても止められないからな。


物理的に無理なもんはしょうがない。


別の手で抑えるか…。)


「桜井!!」


「おっと。
悪い悪い。」


聖龍高校の攻撃。


「1本行くぞ〜!!」


(わかってても止められない…か。


だけどそれは、


アンタたちにもそっくりそのまま返せるんだよね…。)


「広瀬!!」


「?」


桜井が右サイド広瀬に合図を送る。


「あいよ。」


上に上がる広瀬。


左45の位置まで上がったところで、


(行けッ!!)


二ノ宮とのクロス。


「ん…!!」


ディフェンスが前に出れないよう抑える広瀬。


しかし、


3枚目を守るセンターの選手がこれを抜け二ノ宮に迫る。


(…)


ロングシュートを打とうとしていた二ノ宮だったか、


これを見ると桜井へボールを返す。


「え…」










(何で…)









空いた3枚目のスペースへと切り込む桜井に。









「ナイッシュー!!」









桜井のシュートが決まる。


4対2。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫