《MUMEI》

「モジャ!!
髪型しっかりしろ!!」


「テンパに罪はね〜だろ!!」


リスタートを仕掛ける聖龍。


「来るぞ!!」


スピードに乗ったまま攻める聖龍。


秀皇ディフェンスも前半とは様子が変わり、


スコアラーである上3人をしっかりとマークしていた。


(3人…?)


1対1からずらしを試みる聖龍。


「詰めろ!!」


仕掛けたのは桜井だった。


(違うよ。)


間を詰めるディフェンス。


(ほらね?
空いた…。)











「ポストだ!!」










泉が叫ぶ。


「え…!?」


空いたスペースへボールを投げる桜井。


(3人じゃない…
うちは…)


そのスペースへ、


阿久津が走る。


(誰1人フリーにしちゃダメなんだよ。)










「ナイッシュー!!」










阿久津のポストシュートが決まる。


13対8。


再び点差は5点。


すぐに仕掛ける秀皇大学。


どちらもリスタートの展開。


両チームのベンチ。


ギャラリーから撮影する美紀。


この試合を見ていた全ての者が手に汗を握った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫