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《MUMEI》 取りあえず‥あいつの魔の手からは‥ 「おーいっ、行くぞっ」 逃れられてない‥。 「‥っ‥？」 肩‥掴まれた。 「‥どこ行くんだよ」 「ぁ‥‥‥あいつのとこに決まってんじゃん」 「‥行くな」 「あんたには‥関係ないじゃん‥」 「っ‥」 「とにかくっ、私はあいつのとこ行くって決めたから」 言っちゃったぁぁっ‥。 違うんだよ‥！？ マジで言ってんじゃないからね‥！？ ほんとに‥違うから‥。 私が好きなのは──‥あんただけ‥。 前へ |次へ |
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