《MUMEI》 「暑ぃっつったのお前だろ」 「水かけてくれなんて頼んでないじゃんっ」 「こんな時まで言い合いか‥? 全く君達は‥」 「だってこいつがっ‥」 「いいから‥とにかく練習してくれ。もうあまり時間がない──」 「‥何でてめーが仕切んだよ。学級委員だからか」 「──‥何故君はいつも僕を敵視する‥?」 「うぜーから」 「なッ‥」 沢木のこめかみに、怒りマーク。 「毒突くのも大概にしてくれないか‥?」 「ぁあ‥? てめー誰に向かって口きいてんだ」 「ちょっとイズミッ‥」 やめときなってば‥。 前へ |次へ |
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