《MUMEI》 「何もッ‥てか妄想じゃないって何回‥‥‥」 ‥あれ‥‥‥。 私ってば何見とれちゃってんの‥? 「‥ちゃんと走れ。沢木にまた何か言われんだろ」 「だから走ってるってば‥」 走ってんのにあんたが──‥。 あんたがいちいち気にさせんだもん‥。 それに手だって熱いし‥。 せめて掴むなら手じゃなくて手首に‥。 「‥‥‥?」 あれ‥‥‥。 こいつの腕‥。 そいつのたくしあげた半袖のお陰で、私は意外な物を見るハメになった。 「あんた‥タトゥーなんか入れてんのッ‥!?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |