《MUMEI》
ー集合写真の中のひとときー
明日から中学校に入学して初めての夏休み。
私たち生徒は、終業式のため体育館へと集まっていたため、すごく賑わっていた。
終業式が始まると、皆の声は消えた。
長い校長先生の話は、退屈だったけど、私はとてもハイテンションだった。
何故ってそんなの遊びまくれるからに決ってるでしょ。
まぁ、勉強は嫌だけど…。
終業式が終わると私は友達5人と2時間程、教室で話していた。
ある1人の友達が
「ねっ写真撮ろうよ!」
と、言い出した。
夏休み明けに自分達がどれだけ変わっているかを見るためだそうだ。
そして、黒板をバックに5人だけの集合写真を撮った。
その写真は、焼き増しが出来たら郵便で送ってくれる。
でも、郵便のお金が勿体無いと思った私は、
「私、取りにいこうか?」
と、言った。でも、
「私、夏休み旅行で居ないんだ」
と、返されたので、私達はお土産宜しくと言って教室を出た。
私達は、余程運が悪かったのだろう…この学校で一番煩い先生に見つかってしまった。
その姿を見て、一目散に逃げ出す私達と、後ろで怒鳴る先生。
学校の門に着いた頃には、皆息が切れていた。
階段を駆け下り、全速力で走ったためだ。
その後、笑いながら別れた。
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