《MUMEI》 無意識に、あいつの事庇おうとしてる。 守ってやんなきゃ、って思う。 あれ、これ逆かなぁ‥。 『言ったろ。俺が守ってやるって』 あんたがそうしてくれるんなら、私もあんたにそうしてあげたい。 退学になんか、絶対させないから。 だってあんた──いい奴だもん。 私知ってるよ? あんたの優しいとこ。 「ミヤちゃん? どない──」 「戻ろっか」 「ぇ‥大丈夫なん?」 「たぶん」 あいつの事だから、きっと。 前へ |次へ |
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