《MUMEI》

‥目、つむって。





‥耳、塞いで。





‥しゃがみ込んで。





‥震えて。





‥ひたすら、待ってた。





‥終わるのを。





「──オイ」

「‥‥‥ぇ」





目の前にいたのは‥‥‥





「‥何泣いてやがんだ」





イズミ‥‥‥だった。





「‥イズミっ‥‥‥あんた‥」

「バーカ」

「‥!?」





何それっ‥‥‥どんだけ心配したと思って‥。





「あんたねぇっ‥、?」





両肩に、手。





「‥‥‥付き合え。俺と」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫