《MUMEI》

結局、泉は昼休みまでずっと寝てた。





で、今はお昼の真っ最中。





ほんっとよく食べるなぁ‥。





ていうか──。





「‥ぁ?」

「可愛いなぁって」

「‥!!」

「ぇ‥‥‥ちょッ‥大丈夫‥!?」

「‥ゴホッ‥」

「ごめッ‥‥‥」





背中を叩いてあげたら、何とか治まったみたいだった。





「──ッ‥お前なぁ‥」

「ごめんッ‥ほんとごめん」

「‥そーゆーの照れるからやめろよな」





ホッペ赤くして言ったのが、何か無性に可愛くて──





「───────」





思わず見とれてた。

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