《MUMEI》 「──珍しいね、君が遅刻なんて」 「‥コイツの事待ってやってたんだよ。俺は寝坊して遅刻した訳じゃねぇ」 「そうか──。なるほど、ね」 「「井之上〜〜〜っ!!」」 「‥ぇ」 ポカンとする泉の前に土下座したのは、前に泉に絡んでた先輩達。 何か、朝倉の時と似てる──。 「あん時は悪かったっ」 「俺らも仲間に入れてくれっ」 「‥またかよッ‥!?」 泉、そう言ってるけど何か嬉しそう。 今のあんた、昨日見た星みたいにさ──キラキラして見えるよ。 前へ |次へ |
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