《MUMEI》
四日間の皆の様子
あっという間の四日間


その間は、忙しくて柊とは電話のやりとりもせず


忍と果穂さんに報告メールを送った後、すぐに爆睡した。


柊とやりとりが無いから


当たり前のように希先輩ともやりとりは無かった。


志貴は、緑川と


文化祭になると燃える同級生


一年の時、副委員だった佐藤(さとう)と、クラスを仕切っていて、忙しそうだったし


厳は、前夜祭のダンス衣装と、クラスでやるお化け屋敷のお化けの衣装を、松本と準備していて


やっぱり忙しそうだった。


そんな中


部活もクラスの出し物も、順調で、余裕があったのは頼とエイミーだったが


何となく、お互い気まずくて


結局、最低限のやりとりしかしなかった。


俺に、余裕があれば忍を説得して、エイミーにも過去の話を聞いてもらえたかもしれないが


俺は、そこまで余裕が無かった。


(ただの言い訳、…だよな)


俺は忍に逆らってまで


必死になってまで


エイミーに過去を聞いてほしいとは思わなかった。


ただ…


未だに迷っている様子の頼だけが、俺は気になっていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫