《MUMEI》

次の場所に向かって、また歩きだした。





そろそろお腹空いてきたなぁ──とか思ってたら。





「?」





ここって──前学校抜け出した時来たとこだ。





「腹、減ったんだろ」

「何で分かんのっ‥?」

「‥そんだけ腹鳴ってりゃ誰でも分かるっつの」

「‥!!?」





私のお腹鳴ってたんだ‥。





「ぅゎぁ‥」





自分で気付かないとかどんだけッ‥!?





「‥さっさと入れよ」

「ぅゎっ‥」





何か‥何かよく分かんないけどハズいっ‥。

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