《MUMEI》

「‥いつまで上せてんだよ」

「へっ‥」

「‥腹減ってんじゃねーのかよ」

「ぅ‥うん‥」





でも何か緊張してさぁ──‥。





「‥また寝たりすんなよ‥?」

「寝ないもん」

「‥ま、退屈はしねーからいーけどな」

「ぇ?」

「寝顔見れるし」

「あの時ずっと見てたの‥!?」

「‥目の前にいんだから当たり前だろ」

「まさかっ‥写メとか‥」

「ぁぁ。見るか」

「見ないッ」

「ふーん‥」

「〜〜〜‥私はまだ撮ってないのに‥」





また先越されたぁ‥。

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