《MUMEI》 「ははっ──駄目だ‥お前と喋ってっと我慢出来ねーわ」 泉、まだ笑ってる。 いつもはクールに振る舞ってるけど、ほんとはこいつ──凄く明るい奴なんじゃないかな。 なんて──思ってみたり。 それに何か──あんたが笑ってるとさ、嬉しいよ。 だからさ──たまにはそうやって笑って見せてよね? 「──お前次第、ってとこだけどな」 「私っ‥? てかまた顔に出てた‥?」 「ぁ──腹減った」 「へっ‥‥‥まだお昼なってな‥」 「『腹減った』」 「ハイ‥‥‥」 そんな可愛い口調で言われたら断れないじゃん‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |