《MUMEI》

「どうしたんだ京?」

「ぃゃ、何でも‥‥‥」





良かれと思ってした事なんだろうし‥。





「あらっ、可愛いヌイグルミ──」





お母さんが、ソファに座ってるヌイグルミに釘付けになった。





「どうしたの? それ──」

「──何かさ、井之上に似てね?」

「ぇ」





泉に‥?





「そうね──似てる似てる」

「本当だ──」





みんなして、何か意気投合してる。





確かに──似てるかも。





あいつに──何となく。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫