《MUMEI》 後で訊いたら、泉──マジで泣きそうだったらしい。 ‥悪い事しちゃったなぁ‥。 時々忘れちゃうんだ。 泉が、寂しがり屋だって事。 おっきくなって、強くなって、でも中身は──まだまだ甘えん坊。 「‥あのヌイグルミどーした」 「ちゃんといるよ? 私の部屋に」 「‥ならいーけど‥」 「寂しくなったらさ、いつでも電話していいからね?」 「ちゃんと出てくれんのかよ」 「起きてればね」 「‥だろーな」 「──ねぇ」 「‥ん‥」 「やっぱ何でもない」 「‥ぁ‥? 何だよそれ」 「秘〜密〜☆」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |