《MUMEI》

誰にでも同じ幸せを与えてくれる、統一化されたつまらない世界。



そんな光景に、若干の寂しさを覚えながら、俺は変わってしまった町を散策する。



「・・・ここは、変わらないんだな。」



適当に歩いているつもりが、小一時間も歩けば、俺はやはりそこへ足を運んでしまっていた。



―――俺達が子供の頃よく遊んだ寺、その裏の墓地へ。

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