《MUMEI》

私も、例外じゃない。





でも‥何となく近付き辛い。





何ていうか‥キラキラし過ぎてて。





「あ──ボクそろそろ教室行かな」

「え〜〜〜!?」

「もぉ行っちゃうの〜?」

「ゴメンな☆」





そのひと事で、全員悩殺。





「凄っ‥」





あの子‥絶対タダ者じゃない。





私達とは、格が違うっていうか‥。





「燕〜?」

「ぁ、悠乃」

「『ぁ、悠乃』じゃないっしょ〜? ホームルーム始まるよ?」

「ゴメンゴメン‥」





悠乃は、私の幼馴染み。





しっかり者で、お姉ちゃん的な存在。





「ほらっ、早く行くよ〜」

「はぁーい」

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