《MUMEI》

あれ‥‥‥天井‥?





「ツバメッ‥!?」





悠乃が、覗き込んできた。





「いきなりブッ倒れるからどうしたかと思ったじゃん‥。天城君に何かされたっ‥?」

「ううん──何も‥」





ただ‥何か目の前がチカチカしたっていうか‥。





キラキラオーラにやられちゃったっていうか‥。





「──ほんっとーに、何もされてない?」

「うん」

「ならいいけど──、ぁ〜ビックリしたぁ‥」

「あはは‥ゴメン悠乃──」





にしても天城君‥





『あんな?』





何言いたかったんだろ──。

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