《MUMEI》

放課後、図書室に寄ってから帰ろうとしたら。





「みーつけたっ☆」

「──ぇ」

「話途中やったやろ? 続き話そ思てな☆」

「は、はぁ‥」





ぅゎぁ、キラキラ‥。





「それで──‥続きって‥」





どぎまぎしてる私に、天城君はニッコリした。





「今からボクん家来ーひん?」

「ハイ‥?」





待って、今何て言った‥?





「なっ、ツバメちゃん☆」

「ぇ‥‥‥」





何言ってるの天城君っ‥!?





「ぃ‥いえっ、私みたいな庶民‥」

「何か用事でもあるん?」

「ない‥です、けど‥」

「ほな決まりや☆」

「ちょっ‥天城君‥!?」

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