《MUMEI》 「燕〜」 「───────」 「燕‥? ツ〜バ〜メ〜、ゴハン冷めるよ〜?」 「‥ッ‥!?」 悠乃の声で、気が付いた。 「ぇっ‥今私何してたっ‥?」 「何って──こっちが聞きたいんだけど‥?」 心配そうな顔。 「あれ‥? やっぱ恋の病ってヤツ‥?」 「‥!!?」 ハシ、落としそうになった。 「ュュュユノッ‥!?」 かなりの声出した気がする。 でもみんなのお喋りにかき消されて、周りには聞こえなかったみたいだった。 前へ |次へ |
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